カミソリメーカーのジレット。
アメリカで1990年頃からカミソリを販売してきて、今や日本でもカミソリを販売している老舗メーカーです。
特に深ぞりに特化したカミソリを開発しており、ひげの濃さに悩んだ人もお世話になった人がいると思います。
そんな人たちも疑問に思ったことがあるでしょう。
「ジレットのカミソリの詳しい違いはなにか」と。
この記事は以下の人向けに書きました。
今回は5つのジレットのカミソリを比較しましたが、肌すべり、深ぞりの総合的な性能を見ると、一番優れているのはプロシールドという結論が出ました。
この記事は、ジレットのカミソリの深ぞり、肌すべり、値段の面での比較をし、どのカミソリが優れているかを書きました。
それでは、一緒にジレットのカミソリの違いを見ていきましょう。
ジレットの説明
ジレットはアメリカのカミソリのメーカーです。
1900年頃からカミソリを販売している老舗メーカーですね。
比較するジレットカミソリの簡単な紹介
これが今回比較するジレットのカミソリです。
カミソリの画像 | カミソリの名前 |
ジレットプロシールド | |
ジレットラボ | |
ジレットプログライド | |
ジレットプログライドエアー | |
ジレットフュージョン |
ジレットのカミソリの傾向として、肌にかかる力がやや強めです。
スムーサーも1週間ほどで効果が切れてしまうので、肌の強さが普通〜強めな人に向いていると言えます。
また、替え刃の値段も高めで、安いものでも買えば一枚あたり約430円です。
ただ、肌の負担の分、密着するので、ジレットのカミソリは深ぞりしやすい傾向にありました。
さらに、深ぞりしやすいように、刃の下にマイクロコームやマイクロフィンガードがあります。
また、スムーサーの寿命が短い代わりに、1週間は肌すべりも深ぞりも両立したひげそりが実現可能です。
また、ジレットのカミソリは、ピンポイントトリマーがついています。
このピンポイントトリマーとは、5枚刃の裏にある1枚刃のことであり、これで鼻のキワやモミアゲを剃ることができる。
ちなみに、今回紹介する、ジレットラボ以外のカミソリの替え刃は互換性があります。
例えば、プログライドの本体に、プロシールドの替え刃を装着することができます。
カミソリを選ぶ基準
カミソリを選ぶ基準は以下の通りです。
カミソリを選ぶ基準
深ぞりしやすいか
肌すべりが良いか
深ぞりしやすいか
カミソリはなるべく深ぞりできるものがいいでしょう。
理由はひげをしっかりそったり、そり残しを防ぐことで、人前に立ちやすくするためです。
特に人前で仕事に出る人は、ひげをきちんとそってないことで、恥ずかしい思いをしたり、自分のひげが気になって、本来の自分の実力を出せないなんてことも。
肌すべりが良いか
カミソリを選ぶときは、肌すべりの良いものを選ぶようにしましょう。
なぜなら、肌すべりがよくないと、カミソリ負けを引き起こす危険性があるからです。
ひげそり後の肌荒れが起きると、顔のひりつきが気になってきます。
そうすると、自分の仕事や楽しみに集中しづらくなります。
そういう集中を削がないために、肌すべりの良いカミソリは必要です。
ジレットのカミソリの比較結果
ジレットのカミソリを性能別に比較して、検証しました。
結果は以下の通りです。
深ぞり性能 | 肌すべり性能 | 替え刃1つのコスパ | 総合力 |
ラボ>プロシールド=プログライド=プログライドエアー>フュージョン | プロシールド>プログライド=プログライドエアー>フュージョン>ラボ | エアー430円>プログライド456円>フュージョン457円>プロシールド595円>ラボ 685円 | プロシールド>プログライド=エアー>ラボ>フュージョン |
総合力はプロシールドが一位となりました。
詳しくは後述しますが、肌すべり、深ぞりを両立しているのが大きいです。
ジレット プロシールド
まずは、ジレット プロシールドです。
肌すべりの良さ | 肌の負担のなさ | ヘッドの動き | 深ぞり性能 | コストパフォーマンス | 電動機能 | 総評 |
4.6 | 4.2 | 4.9 | 4.7 | 3.5 | 〇 | 4.5 |
特徴は以下の通りです。
プロシールドの特徴
刃の上下のスムーサーですべりのいいひげそりができる
スムーサーに高潤滑成分が含まれていて、肌の負担を軽減したひげそりができる
電動機能で肌の摩擦を抑えたひげそりができる
5枚刃と肌に密着する刃で深ぞりができる
このカミソリは、肌すべりと深ぞりが両立できている、高性能なカミソリです。
特にスムーサーは、刃の上下に設置し、プロシールド専用の高潤滑成分を配合したものを使うことで、肌すべりを上げてます。
さらに電動機能のものを使えば、肌の摩擦は軽減し、ますます肌のことを考えたひげそりができます。
そして、フレックスボールという、刃が縦横広く動く機能により、肌に密着し、深くひげをそることができます。
深ぞり単体の性能なら、他に優秀なカミソリがありますが、肌すべりと深ぞりの両立という点では、プロシールドが優れています。
人前に出るからひげをきちんとそりたい、でもカミソリ負けのリスクは減らしたい。
そんな人はプロシールドを使えば、肌すべりのよい深ぞりができて、ひげと肌荒れを気にせずに人前に出られます。
ジレット プロシールドの詳しい情報を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
ジレットラボ
比較的新しく発売されたジレットラボです。
肌すべりの良さ | 肌の負担のなさ | ヘッドの動き | 深ぞり性能 | コストパフォーマンス | 電動機能 | 総評 |
3.8 | 3.8 | 4.9 | 5.0 | 3.5 | × | 4.1 |
特徴は以下の通りです。
ジレットラボの特徴
角質除去バーにより、普段はそりにくい埋もれ毛を起こして、深ぞりができる
角質除去バーで、ひげそりに邪魔な皮脂や汚れを取り除いて、しっかりひげそりできる
ジレットラボは深ぞり性能はジレットのカミソリの中で一番優れているといえます。
深ぞり性能の秘訣は角質除去バーと広範囲に動く刃です。
角質除去バーは埋もれ毛をそれるだけでなく、皮脂や汚れが刃につくのを防ぎ、ひげを万全の状態でそれます。
さらに、フレックディスクという、刃が縦横広く動く機能により、肌に密着し、さらに深くひげをそれます。
ただ、スムーサーが並の性能で、1週間くらいですべりがなくなります。
また、電動機能もないので、肌すべりをサポートする機能はややいまいちといえます。
さらに、角質除去バーは摩擦で性能を発揮する性質上、肌負担はやや大きいと考えられます。
ですので、ジレットラボは肌が普通~強めの人向けと言えます。
ひげが濃くてなんとか深くそりたい。
肌が普通〜強めだから、多少肌負担があっても大丈夫。
ひげが濃いと、人前に出る仕事なんかだと、もう少ししっかりそりたい、なんてことも。
そんな人はジレットラボを使えば、埋もれ毛もしっかりそれて、すっきりとした顔で人前に出ることができます。
ジレットラボについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ジレット プログライド
次はジレット プログライドの紹介です。
肌すべりの良さ | 肌の負担のなさ | ヘッドの動き | 深ぞり性能 | コストパフォーマンス | 電動機能 | 総評 |
4.2 | 4.2 | 4.9 | 4.7 | 4.0 | 〇 | 4.2 |
特徴は以下の通りです。
プログライドエアーの特徴
刃の上下のスムーサーですべりのいいひげそりができる
電動機能で肌の摩擦を抑えたひげそりができる
5枚刃と肌に密着する刃で深ぞりができる
替え刃の値段はジレットの中では安い方で、購入しやすい
このカミソリは、プロシールドほどでないとはいえ、深ぞり、肌すべり共に優秀です。
スムーサーは刃の上下に設置していて、さらに電動機能のものを使えば、肌すべりはさらに増します。
そして、フレックスボールという、刃が縦横広く動く機能により、深くひげをそれます。
おまけに、替え刃1本あたり456円という、ジレットのカミソリの中では値段が安めで購入しやすいです。
ただ、プロシールドは独自の高潤滑成分をスムーサーに配合しているので、肌すべりはプロシールドに軍配が上がります。
ひげをきちんとそりたい、でもカミソリ負けのリスクは減らしたい。
だけど、貯金や自分の趣味にお金を使いたいから、なるべくひげそりのコストを抑えたい。
そんな人はプログライドを使えば、コストを抑えながら、濃いひげを肌すべりよく対応できます。
ジレット プログライドエアー
ジレット プログライドエアーです。
肌すべりの良さ | 肌の負担のなさ | ヘッドの動き | 深ぞり性能 | コストパフォーマンス | 電動機能 | 総評 |
4.2 | 4.2 | 4.9 | 4.7 | 4.0 | 〇 | 4.2 |
特徴は以下の通りです。
プログライドエアーの特徴
刃の上下のスムーサーですべりのいいひげそりができる
電動機能で肌の摩擦を抑えたひげそりができる
5枚刃と肌に密着する刃で深ぞりができる
スムーサーに清涼成分が含まれて、ひげそり中やひげそり後にスースー感を楽しめる
性能としてはプログライドと同じく、深ぞり、肌すべり共に優秀です。
他のジレットのカミソリにはない特徴として、刃の上下に設置されたスムーサーの性能です。
このスムーサーは爽快クール成分が配合されていて、肌すべりを良くしつつ、ひげをそった後にスースーとした清涼感を味わえます。
さらに電動機能のものを使えば、肌すべりはさらに増します。
そして、プログライドと同じく、フレックスボールという、刃が縦横広く動く機能により、肌に密着し、ひげを深くそれます。
ただ、プロシールドは独自の高潤滑成分をスムーサーに配合しているので、肌すべりはプロシールドに軍配が上がります。
また、清涼感は苦手な人もいるので、清涼感が好きな人にはプログライドエアーはおすすめできます。
ただ、清涼感のあるシェービング剤と併用すると、カミソリ由来の清涼感がわかりづらくなります。
ひげそりが面倒になるときがありますよね。
そんなときに、人によりますけど、ひげをそった後にスースーした清涼感を楽しみたい、なんてときもあったり。
そんな人はプログライドエアーを使えば、清涼感を楽しみながらひげそりの面倒さを減らしつつ、濃いひげと肌すべりに対応できます。
ジレット フュージョン
ジレット フュージョンです。
肌すべりの良さ | 肌の負担のなさ | ヘッドの動き | 深ぞり性能 | コストパフォーマンス | 電動機能 | 総評 |
4.0 | 4.0 | 3.9 | 4.1 | 4.3 | 〇 | 4.0 |
特徴は以下の通りです。
プログライドエアーの特徴
電動機能で肌の摩擦を抑えたひげそりができる
5枚刃で深ぞりができる
替え刃の値段はジレットの中では安い方で、購入しやすい
肌すべりが普通よりも優れていて、購入しやすい値段のカミソリです。
電動機能のあるものは、肌すべり良くそれます。
また、替え刃の値段は一本あたり457円で、高額なジレットのカミソリの中では購入しやすい値段です。
しかし、スムーサーは並の性能で、肌すべりの良さは1週間くらいで全盛期を過ぎます。
また、深ぞりに関しては、他のジレットのカミソリと違い、刃の横の可動が狭いので、顔の密着感はやや低く、深ぞり性能もやや下がります。
ただ、全く深ぞりできないわけでなく、マイクロフィンガードという刃の下にある部分で、肌を伸ばしながらひげをそることで、ある程度の深ぞりが可能です。
カミソリは高過ぎると続けて購入しづらいし、かといって深ぞり性能や肌すべりが全然ないのも困りますよね。
そこで、替え刃が比較的安くて、ある程度の深ぞりができるジレットフュージョンは、ある程度の深ぞりを続けやすいです。
シェービング剤はひげそりの肌負担を減らすのに必要
ひげそりにはカミソリだけではなく、シェービング剤も必要です。
なぜなら、シェービング剤は、カミソリの肌負担を軽減する効果があるからです。
深ぞりしやすいジレットのカミソリには、肌の負担を軽減するためにシェービング剤の存在は重要と言えます。
シェービング剤を選ぶ基準は以下の通りです。
シェービング剤を選ぶ基準
すべりが良い
自分の肌に合っている成分である
ジェルは地肌が透けるのでそりやすい
以下の記事にシェービング剤について説明しているので、よければ参考にしてください。
スキンケアはひげそり後の乾燥対策に必要!!
ひげそり後はスキンケアが必要です。
なぜなら、ひげそりは保湿の役目を果たす角質を削いでしまうからです。
それにより、肌は乾燥しやすくなってしまいます。
肌への密着度が大きいジレットのカミソリは、特にその傾向が顕著と考えられます。
ですので、ひげそりで乾燥しやすくなった肌にはスキンケアが必須だと言えます。
スキンケアの順序は以下の通りです。
スキンケアの順番
- 洗顔をする
- 化粧水を塗る
- 乳液やクリームを塗る
男性の化粧品の選び方については以下の記事を参考にしていただければ。
まとめ
今回の内容をまとめます。
ジレットのカミソリのまとめ
ジレットのカミソリは深ぞり性能に特化している
ジレットプロシールドは肌すべり、深ぞりの性能のバランスがいい
ジレットラボは深ぞり性能がジレットの中で優れている
今回はジレットのカミソリを比較してみましたが、肌すべりと深ぞりのバランスが優れているのはプロシールドという結果となりました。
ただ、人によって合うカミソリは違います。
例えば、肌すべりは苦手なジレットラボは、肌が強くてひげが濃い人にはピッタリですし、値段と性能を両立できるフュージョンはお金を節約したい人の味方です。
今回の比較が自分に合うカミソリを見つけるきっかけになれば幸いです。