日焼け止めは、紫外線による肌の日焼けや光老化を防ぐためのスキンケアアイテムです。
今日、男性は女性に比べて、日焼け止めが使用している割合が少ないです。
しかし、男性こそ日焼け止めを使った方がいいと私は考えています。
この記事はこんな人におすすめです。
こんな方におすすめ
- 肌が乾燥しがちである
- しわやたるみを予防したい
- 肌のテカリに悩んでいる
- ひげそりをした後に、肌荒れを起こして物事に集中できない
- 男は日焼け止め使う必要あるの?と考えている人
結論を言うと、男性はひげそり後に肌のバリア機能が低下するので、日焼け止めを使って肌のダメージを防いだ方がいいです。
この記事を読めば、日焼けの影響や日焼け止めの必要性、日焼け止めの選び方を知ることができます。
この記事では以下の内容を紹介していきます。
まとめ
・紫外線について
・日焼けの影響
・日焼け止めの選ぶ基準
・おすすめの日焼け止め
それでは一緒に、日焼け止めについて見ていきましょう。
紫外線について
まずは、紫外線について見ていきます。
老化の約80%が紫外線による光老化だと考えられています。
地表に降り注ぐ紫外線には2種類あり、UV-AとUV-Bという波長があります。
UV-A
紫外線の約9割を占め、真皮にまで到達します。
UV-Aを浴び続けると、皮膚の黒化であるサンタンを起こしたり、肌の弾力を保つエラスチン線維やコラーゲン線維を変性させ、しわ、たるみの原因となります。
UV-B
主に表皮にダメージを与えます。
赤い炎症のサンバーン、サンタンを引き起こします。肌のリズムを乱して、肌荒れ状態を引き起こします。
日焼けの影響
次に、日焼けによる影響を見ていきます。
日焼けの影響は以下の通りです。
・シミやしわの原因となる
・しわやたるみの原因となる
・肌荒れが起きる
・皮脂分泌量が増え、ニキビ、毛穴が目立つようになる
しみやしわだけでなく、肌の水分の蒸発から始まって、連鎖的に肌トラブルが起きるようになります。
ひげそり後は日焼け止めが必要
性別による使用の割合は、株式会社ロイヤリティ マーケティングの調査によると、男性の日焼け止めの使用率は約20%、女性は約50%です。
しかし、男性こそ日焼け止めを使うべきだと私は考えています。
なぜなら、男性はひげそりによって、紫外線の影響を受けやすくなるからです。
ひげそりをすることによって、角質が削れて、肌のバリア機能が低下します。
肌のバリア機能が低下すると、肌の水分保持機能が下がり、乾燥の原因となります。
さらに、紫外線を受けると、肌を保湿する細胞の働きを乱し、肌荒れが起きます。
つまり、男性は乾燥や肌荒れを防ぐために、ひげそりした後、スキンケアに加え、日焼け止めを塗る必要があります。
日焼け止めの強さの目安
日焼け止めには二つの強さの基準があります。
それがPAとSPFです。
PA:UV-Aを防ぐ強さ。+で表される
SPF:UV-Bを防ぐ強さ。数字で表される
次に、生活シーン毎の日焼け止めの強さの基準です。
大体、SPF30、PA+++あれば、日常生活では困らないでしょう。
日焼け止めを選ぶ基準
それでは、日焼け止めを選ぶ基準を紹介します。
塗りやすい
まずは塗り心地がいいかどうかです。
日焼け止めは、ものによっては塗り心地が違います。
べたつくものがあれば、さらっとしているものもあります。
個人的には、日焼け止めをこれから塗り始める人には、塗るときにべたつかず簡単に塗れる、さらっとしている物をおすすめします。
白くならない
物によっては、塗ると肌が白くなるものがあります。
一般的には白くなりづらいものがおすすめです。
しかし、少々白くなりやすい紫外線散乱剤は、アレルギー反応を起こしづらい*ので、自分の体質とも相談してください。*すべての人にアレルギー反応が出ないわけではありません。
苦手な成分が入っていない
苦手な成分が入っていないかをチェックしましょう。
例えば以下の成分です。
・紫外線吸収剤:肌に塗っても白く見えない紫外線防止剤。人によっては体質に合わないことも。
・アルコール:使用感の上昇、溶媒。人によっては体質に合わないことも。
これらの成分は良い部分もありますが、苦手に感じる人もいます。
自分が使って、合わなかった成分が入っている日焼け止めに注意しましょう。
日焼け止めの塗り方
それでは、日焼け止めの塗り方を見ていきましょう。
クリームタイプの日焼け止めの塗り方
目安量の半分をとって、おでこ、鼻、両頬、あごに分けて置き、むらなく塗りましょう。
その後、残りの半分を同様に重ねづけましょう。
スプレータイプの日焼け止めの塗り方
まずは、顔から20cm離してほお、鼻、おでこ、あごに吹きかけましょう。
吹きかけたら、顔全体に塗り広げましょう。
首や耳の裏も忘れずに塗りましょう。
おすすめ日焼け止め
それでは、おすすめの日焼け止めを紹介していきます。
無印日焼け止めミスト
まずは、無印日焼け止めミストです。
この製品は、スプレー状の日焼け止めで、塗りやすいです。
そして、さらさらしているので、べたつかず、塗り直してもストレスを感じづらいです。
そして、値段が1000円以下なので、購入しやすいです。
ひげそり後に日焼け止めがしみない方法
ひげそり後に日焼け止めを塗ると、しみることがあります。
そこで、ひげそり後でも日焼け止めが使いやすくなる方法を紹介します。
それは以下の通りです。
・シェービング剤を使う:カミソリのすべりアップ、肌の保湿
・性能のいいカミソリを使う:カミソリ負けのリスク低下
・順ぞり、逆ぞりの順でひげそりする:肌の負担低下
・ゆっくり力を抜いてそる:肌の負担低下
ひげそりの正しいやり方、カミソリについては以下の記事を参考にしてください。
-
カミソリの選び方のポイント5選。カミソリの特徴を知ろう!
続きを見る
日焼け止めのQ&A
それでは、日焼け止めのQ&Aを見ていきたいと思います。
Q1. 効果が強いものを使えばいいのか?
A. これは必ずしもそうとは限りません。
紫外線防止効果が増えるほど、紫外線防御剤の配合を増やす必要が出てきます。
そうすると、使用感が悪くなったり、スキンケア成分を減らすことにつながるからです。
普段使いは、SPF30くらいで十分です。
Q2. 曇った日は使う必要はあるか?
A. 薄い雲の場合、紫外線の80%以上が通過します。
さらに、UV-Aはくもりやガラス越しでも通過してきます。
ですので、曇った日でも、日焼け止めを塗る必要があります。
Q3. 冬の間は使う必要はあるか?
A. 冬の紫外線は基本的に弱いですが、雪の反射で2倍近い紫外線量となります。
ですので、日焼け止めは冬でも塗りましょう。
Q4. 一回塗れば大丈夫なのか?
A. 汗をふくときに、タオルで肌をこすると、日焼け止めも落ちてしまいます。
また、こすらなくても2~3時間で効果が薄れてきます。
ですので、タオルでこすったり、2~3時間したら塗り直しましょう。
Q5. 一年中塗る必要はあるのか?
A. しわやたるみの原因となるUV-Aは一年中影響力のある量が降り注ぐので、365日日焼け止めは塗るようにしましょう。
まとめ
ここまでの内容をまとめます。
まとめ
・日焼け止めは紫外線による肌のダメージを防ぐ
・男性はひげそり後の肌はデリケートだから、日焼け止めを塗る必要がある
・日焼け止めを選ぶ基準は、塗りやすさ、白くなりやすくないか、自分の体質に合うものかで決める
・紫外線は一年中降り注いでるから、一年中塗る必要がある
ひげそり後に日焼け止めを使うと、紫外線による肌のダメージを防ぐことができます。
それにより、肌の違和感を感じるリスクを減らすことにより、仕事や遊びに集中しやすくなります。
みなさんも、自分に合った日焼け止めを選んで、日焼けを気にせずに過ごしましょう。
参考文献
・環境省『紫外線環境保健マニュアル』
・厚生労働省『化粧品・医薬部外品等ホームページ』
・宮永えいと『大人男子の「超」清潔感ハック』KADOKAWA, 2020年
・かずのすけ, 白野実『美肌成分辞典 : 化粧品選びの常識が変わる! : キレイになりたい人も勉強したい人ももう悩まない!誰でもわかる』主婦の友インフォス, 2020年
・日本化粧品検定協会『日本化粧品検定2級・3級対策テキスト : コスメの教科書』主婦の友インフォス, 2016年
・化粧品成分ジャーナル『化粧品成分オンライン』